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田舎パン

かむほどに、口いっぱいにやさしい甘みが広がる素朴なパン。ほんの少し、きなこを入れるとほどよいこくが出て、本格的な味わいに仕上がります。

料理:

撮影: 広瀬貴子

田舎パン

材料 (8個分)

  • 強力粉 100g
  • 薄力粉 100g
  • きなこ 15g
  • 砂糖 20g
  • ドライイースト 小さじ1
  • 粗塩  小さじ2/3(4g)
  •  (なければ塩小さじ1/3)
  • サラダ油 大さじ1
  • 打ち粉用、仕上げ用の強力粉 適宜
  • 仕上げ用のサラダ油 適宜

熱量 125kcal(1個分) 塩分 0.5g(1個分)

下準備

     
  • ・耐熱の器に水140mlを入れ、電子レンジで30~40秒加熱する。人肌よりやや熱め(約50℃)になったら、サラダ油を加えて混ぜ合わせる。

    ・耐熱の器に水140mlを入れ、電子レンジで30~40秒加熱する。人肌よりやや熱め(約50℃)になったら、サラダ油を加えて混ぜ合わせる。



作り方

  • ボールに強力粉と薄力粉、きなこを入れ、砂糖とイーストを隣り合わせにのせる。サラダ油を加えた湯の1/2量を、イーストめがけて注ぐ。

    ボールに強力粉と薄力粉、きなこを入れ、砂糖とイーストを隣り合わせにのせる。サラダ油を加えた湯の1/2量を、イーストめがけて注ぐ。

  • ハンバーグをこねる要領で、握るように全体を混ぜ合わせる。粉と水分がざっと混ざり、ボロボロとした状態になればよい。

  • 粉っぽさが残っているところに、1の残りの湯を注ぎ、さらに混ぜる。粉っぽさがなくなり、生地がまとまってきたら、粗塩を加えてこねながら混ぜ込む。

    粉っぽさが残っているところに、1の残りの湯を注ぎ、さらに混ぜる。粉っぽさがなくなり、生地がまとまってきたら、粗塩を加えてこねながら混ぜ込む。

  • 生地をのし台(またはきれいに拭いた調理台やテーブル)に移し、片方の手で生地の手前を押さえ、もう片方の手で生地を手前から向こうにギュッと押しながらのばす。

    生地をのし台(またはきれいに拭いた調理台やテーブル)に移し、片方の手で生地の手前を押さえ、もう片方の手で生地を手前から向こうにギュッと押しながらのばす。

  • 向こう側の生地の端を手前の生地の端に重ね、半分に折りたたむ。途中、カードなどで生地を集めてひとまとめにしながら、この作業を生地の表面がなめらかになるまで5分ほど続ける。

    向こう側の生地の端を手前の生地の端に重ね、半分に折りたたむ。途中、カードなどで生地を集めてひとまとめにしながら、この作業を生地の表面がなめらかになるまで5分ほど続ける。

  • 生地をひとつにまとめて、左右を少しひっぱるようにして後ろで合わせ、裏返して上下も同様に合わせる。指で閉じ目をつまんで合わせ、丸く形を整える。ボールに戻し入れ、生地につかないようにラップをかける。

    生地をひとつにまとめて、左右を少しひっぱるようにして後ろで合わせ、裏返して上下も同様に合わせる。指で閉じ目をつまんで合わせ、丸く形を整える。ボールに戻し入れ、生地につかないようにラップをかける。

  • 小鍋に、底から2~3cmの高さまで水を入れて中火にかけ、人肌よりやや熱め(約50℃)に沸かして火を止める。生地の入ったボールをのせ※、生地が2倍程度の大きさになるまで1時間30分ほど発酵させる(1次発酵)。
※このとき、ボールの底が湯につかないように気をつける。湯がさめてきたら、ボールをはずして湯を沸かしなおし、できるだけ50℃の状態を保つようにする。温度が高くなりすぎるとイーストが働かなくなり、ふくらまなくなるので注意。

    小鍋に、底から2~3cmの高さまで水を入れて中火にかけ、人肌よりやや熱め(約50℃)に沸かして火を止める。生地の入ったボールをのせ※、生地が2倍程度の大きさになるまで1時間30分ほど発酵させる(1次発酵)。
    ※このとき、ボールの底が湯につかないように気をつける。湯がさめてきたら、ボールをはずして湯を沸かしなおし、できるだけ50℃の状態を保つようにする。温度が高くなりすぎるとイーストが働かなくなり、ふくらまなくなるので注意。

  • 生地が2倍にふくらんだら、人さし指に強力粉をつけて、第二関節くらいまで差し込んで抜く(フィンガーテスト)。穴がふさがらないようなら発酵終了。
●発酵方法について
生地を発酵させるときの室温は、25~35℃が適温。春から夏に作る場合は、室内の暖かいところ(日当たりのいい窓際など)に置いて発酵させてもよい。

    生地が2倍にふくらんだら、人さし指に強力粉をつけて、第二関節くらいまで差し込んで抜く(フィンガーテスト)。穴がふさがらないようなら発酵終了。
    ●発酵方法について
    生地を発酵させるときの室温は、25~35℃が適温。春から夏に作る場合は、室内の暖かいところ(日当たりのいい窓際など)に置いて発酵させてもよい。

  • のし台に打ち粉をかるくふる。ボールをひっくり返して生地を台にのせる。底がくっついて取り出しにくければ、カードなどでていねいにはずす。手のひらで、かるくたたくようにしてガスを抜く(ガス抜き)。

    のし台に打ち粉をかるくふる。ボールをひっくり返して生地を台にのせる。底がくっついて取り出しにくければ、カードなどでていねいにはずす。手のひらで、かるくたたくようにしてガスを抜く(ガス抜き)。

  • 生地を半分に折って、中心から少しずつのばし、10×30cmほどの長方形にする。

    生地を半分に折って、中心から少しずつのばし、10×30cmほどの長方形にする。

  • 堅く絞ったぬれぶきんをかけ、20分ほどおく(ベンチタイム)。こうすることで、生地が縮みにくくなる。

    堅く絞ったぬれぶきんをかけ、20分ほどおく(ベンチタイム)。こうすることで、生地が縮みにくくなる。

  • カードで、生地を8等分に切り分ける。

    カードで、生地を8等分に切り分ける。

  • オーブンの天板にオーブン用シートを敷く。切り分けた生地を天板に並べて、堅く絞ったぬれぶきんをかける。生地が写真のように1.5倍程度の大きさになるまで30分ほどおく(2次発酵)。

    オーブンの天板にオーブン用シートを敷く。切り分けた生地を天板に並べて、堅く絞ったぬれぶきんをかける。生地が写真のように1.5倍程度の大きさになるまで30分ほどおく(2次発酵)。

  • 茶こしを通して、生地に仕上げ用の強力粉をふる。オーブンを220℃に温めはじめる。清潔なカッター(またはよく切れる包丁)で、刃を少し寝かせるようにして、表面に斜めに深さ1.5cmほどの切り目を入れる。

    茶こしを通して、生地に仕上げ用の強力粉をふる。オーブンを220℃に温めはじめる。清潔なカッター(またはよく切れる包丁)で、刃を少し寝かせるようにして、表面に斜めに深さ1.5cmほどの切り目を入れる。

  • 切れ目の中央に、スプーンでサラダ油2~3滴をたらす。こうすることで切れ目が開きやすくなり、余分な水分が抜けてパリッと焼き上がる。サラダ油の量が多いと油っぽくなるので注意して。

    切れ目の中央に、スプーンでサラダ油2~3滴をたらす。こうすることで切れ目が開きやすくなり、余分な水分が抜けてパリッと焼き上がる。サラダ油の量が多いと油っぽくなるので注意して。

  • 220℃のオーブンで10分ほど焼き、180℃に下げて、さらに10~12分、全体に焼き色がつくまで焼く。焼き上がったら取り出し、ケーキクーラーなどにのせてさます。
    ●パンの保存方法
    パンは2枚重ねにしたポリ袋、またはフリージングバッグに入れて、1カ月ほど冷凍保存できる。食べるときは1個ずつラップでふんわりと包み、1個につき電子レンジで20秒ほど加熱して半解凍し、さらにオーブントースターで2分ほど焼く。

レシピ掲載日: 2005.4.17

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